デジタル・オーディオ・ワークステーション(Digital Audio Workstation)というソフトの種類のひとつなんですが、うちのような打ち込み音楽に使う必須ソフトなわけです。
SPYの現役当時、まだそのころはシーケンスソフトと呼ばれてましたが、中でも4大シーケンサーと称されていたものが、Performer、Vision、Logic、Cubaseで、その中でも比較的マイナーなLogicを使用していました。
Logicはその後、なんとパソコンメーカー、というかMacのメーカーであるApple社に買収され、例のガレージバンドのもとになったりしたようです。
使用していたころはまだ2.xぐらいのバージョンで、フロッピーからインストールするという時代でしたが、当時は十万円近い高価なソフトでした。
メニューなども日本語化されておらず、広辞苑ほどもあるマニュアルを片手に苦労した覚えがあります。
なぜLogicを選んだかはよく覚えてないんですが、購入当時出始めたばかりのハードディスクレコーディングに対応していたことが大きかったんだと思います。
当時打ち込みというのは、シーケンサーソフトに打ち込んだデータをMIDIインタフェースを介して外部の音源を鳴らすという方法が主流で、その他の例えばギター、ベース、ボーカルなどはMTR(しかもまだカセットテープなどアナログが主流)に録音していました。
ハードディスクレコーディングは、その名の通りハードディスクに直接録音をするということで、デジタルベースになるので当然カセットテープなどよりも音質がよく、編集も断然やりやすくなる、というのがウリでした。
ハードディスクレコーディング自体はProToolsなどのソフトですでにプロの世界では使用されていましたが、特殊で高価な出力インタフェースが必要だったので個人で入手するのはかなり敷居が高いものでした。そういったインタフェースを必要とせず、Logic自体で録音や編集ができる、というのが購入目的だったんでしょう。
さてさて、SPYをまたやり始める以前、古くなったパソコンを新調してちょっとした打ち込みをやる必要があったときのこと、手元にそういったソフトが無かったわけです。
Logicのフロッピーは残っていたとはいえ、なにせ10数年前のもの。Macの、それもOS X以前のOld Macのソフトなど使えるわけもありません。
そこでとりあえずということでフリーウェアのソフトなんか使っていたんですが、Webを色々調べているとPreSonusという聞いたことのないメーカーのStudio Oneという、まだ最近出始めたソフトのフリー版が公開されており、これが結構評判がいいというので早速ダウンロードして使ってみました。
よく調べるとこのソフト、Cubaseの開発にも携わっていたメンバーが開発したとのことで、音質がよく、新しいソフトなので動作も軽く、機能的にもいいとこ取りだそうで。
確かに、若干操作に独特なものがあるとは言え、フリーでここまで使えるかってくらい豊富な機能を持っており、家でデモ作りをする程度なら十分かと思いました。
が。
やっぱりミックスまでやるとなると、バンドルされているエフェクトや音源では物足りないというのが正直なところ。
次に考えたのがいわゆる「バンドル版」。
録音などするとオーディオインタフェースも必要になるので、これを購入するときについてくるソフトを使いましょうと。
Roland製品に付属してくるSONARかYAMAHA他の製品に付属してくるCubaseで悩みましたが、以前Mac版を触ったことがあるということと、VSTという規格のプラグインで拡張が見込めるということでCubase付きのインタフェース購入、と至ったわけです。
さて。バンドル版ということで、当然ソフトの価格は無料なんですが、重要なのはその機能。
以前使用していたLogicに引けをとらない、どころか音質などはすでに凌駕していたりします。
しかも、世界中で公開されているフリーのプラグインや音源も、機能や音質など十分すぎるといってもいいでしょう。
もちろん、あくまで無料版なので機能が制限されている部分も多く、バージョンも市販のものから2つほど昔のものだったりします。
そのへんは、まあ使ってるうちに足りなくなってきたら買えばいいかな~、なんてのんきに考えていたわけで、実際バンドル版Cubaseですらまだ使いこなすというほど使いこんでなかったんですが。
さる8月のこと、「初音ミク ver.3」発表、の記事を読んでいると、付属予定のソフトの中にStudio One Artistバージョンの名が。
ふーむ、これはいよいよ我が家にもミクさんをお迎えするべきか、などと思いつつStduio Oneのリンクをたどって開発元のページを開き、脇のトピックスを見ると「半額セール」のお知らせ。
なんと2番めのグレードであるProducer版が1万円切る価格で売ってるではないですか。
Producer版だと先ほどのVSTプラグインが使える!
さらに他にもバンドルされる音源やエフェクターの数が圧倒的に増えるというので...
ポチってしまいました。
まあ、Logicが2万円切る時代です。
別にそんな高価なもんでもないし、Cubaseくらい買っとけって話なんでしょうが。
それがいくらであっても「半額」という言葉には逆らえないわけです。人間だもの。
さて、そろそろこういったソフトも本格的に使用する時期がやってきたようであります。
何をやるかはまだナイショですけど。ん?ナイショなのか?
それとは別に、こういったソフトの使い方とか勉強し直さなくてはならない部分も多く、せっかくなのでそういう情報というか普段何をやっとるのかといったところも公開していけたらいいかもね、なんてことも考えてたりするので、
興味がある方はお楽しみに。
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