2014年1月22日水曜日

D・I・Y

D・I・Y! D・I・Yってなんだろね~♪

というわけで、トップページで小さくお知らせしたとおり、次回のライブでベースを弾くことになりました(6曲中2曲ですが)。
ライブで弾くとなると、冗談抜きに20年ぶりくらいになるわけです。

さて、Hiro所有のベースというのがこれ、MOONという国産マニュファクチャラ生産のジャズベモデルです。
なにしろ学生時分に購入したもので、正確な型番等はわかりません。


スペックも、メイプルネックにエボニーの指板、ピックアップはバルトリーニのパッシブタイプというのを覚えている程度。
ネットで色々調べてみると、どうやらJJ-160かJJ-165あたりではないかと思われます。

さて、このMOONというメーカーは、当時まだ新進気鋭の国産カスタムビルドメーカーという感じでしたが、ラリー・グラハムやダリル・ジョーンズといった海外の著名ベーシストが使用しているという、そこそこ名の通ったメーカーさんなのでした。
学生時代に友人と見に行ったジャズ・フェスに出演していたマイルス・デイヴィスバンドのベーシストがまさに白いMOONのジャズベを弾くダリル・ジョーンズだったりして。

そんなわけで、モノ自体はそこそこいいベースだったのですが、物持ちはいいくせに手入れをロクにしない、弾いたら弾きっぱなしのHiroさんでしたので、ひっぱり出してきた時はジャンクすれすれ。
音はまだ生きているものの、ヘッドと同じ真っ白だったボディはクリーム色に変色し、表面のコーティングはヒビだらけ
ゴールドだったパーツはメッキが落ちてサビも見られます。

まあ、見てくれは経年ということでこれはこれでありだな、と思ってたんですが、ちょっと問題ありなのがネック。
写真ではよくわからないかもしれませんが、明らかに「順反り」と言われる状態で、ちょっとプレイに支障をきたしそうな感じ。

と、言うわけでリハの前に軽くメンテを実行することにしました。
そして冒頭に戻るわけです。Do It Yourself!


まずは問題のネックの調整から。
ネックには内部にトラスロッドという芯棒が入ってまして、このロッドに内蔵されているネジ(?)を締めたりゆるめたりして調整します。

このMOONちゃんの場合、ネックはボディに4本のネジで固定されているので、まずこのネジを取り外します。
あせってネジ山潰したりしたら大変よ~、と若干緊張したんですが、思いの外するすると外れました。

で、カッチリ嵌めこまれているネックとボディを外すと、見えてきました。
これが件のトラスロッド。この子の場合は十字のネジのようなのでドライバで行けそうです(ものによって六角レンチが必要だったりします)。


さてさて、このロッド、こちらは先ほどと打って変わってガチガチでした。無理は禁物ということで、とりあえず45度、さらに力を入れてもう45度の計90度回したところで一旦様子を見ることにしました。


次に、傷ヒビだらけのボディをちょっとでも良くしたいということで、クリーニングなわけですが、此処から先は楽器愛好家の方からしたら、
くおらなにすんじゃこんぼけが
と言いたくなるかもしれない。良い子のみんなは真似しちゃだめだゾ♪

自宅を捜索するとなにやら良さげなものを発見。
家具用ワックスなんだけど、カルナバロウ配合で汚れをおとしてピッカピカ的な。
本来なら専用のポリッシュとか使うべきなんでしょうが、実験もかねてこいつで行ってみよう!

まずボディ裏の目立たないところをかるくコシコシしてみると、うむ、これは良さそうだぞ。
という手応えがあったので、一番傷の目立つ部分を大胆に磨いてみると...
Before。黒いプレートの横とかひどいありさま。
そしてAfter。ちょっと角度違うけど消えとる。
おおー、傷消えた!
いや写真がぼけてるだけかもしれませんが、肉眼でも結構分かるくらいに傷が目立たなくなりました。
で、調子にのってエボニーの指板(塗装は多分されてない)まで磨いたところ、滑りが良くなって弾きやすさまでアップ!

ちょうど天気も良かったので外で撮ってみました。ピカピカでしょ?


という感じにクリーニングをひと通り終え、再び組み立てて弦をはります。
肝心のネックの状態は?

う~ん、まだ反ってるちゃ反ってるけどだいぶマシか?
っていう程度にはなりました。
この後弾き込んで、まだ気になるようならもう一度挑戦しますが、ま、とりあえず今回はこれでよしとします。

それにしても、他のかたのブログとか見てると自分のベースもパーツ交換したり塗装しなおしたりしたいな~、なんて思っちゃうね。
これにハマり始めるとキリがないと思いつつ。

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